緋色と翡翠雫の欠片


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真弘×珠紀

あの空よりも 真弘×珠紀



 空はどこまでも澄み渡り、見渡す限りにとても綺麗なスカイブルーが右手で翳した手の平の隙間から見えてくる。

 ふと、珠紀が視線を下に向ければ、真弘が自分の膝の上に頭を乗せてねころがっている。

いつものお気に入りの屋上で、春の日差しが真弘と珠紀を照らしている。



作成者:はな



  あの空よりも










 空はどこまでも澄み渡り、見渡す限りにとても綺麗なスカイブルーが右手で翳した手の平の隙間から見えてくる。

 ふと、珠紀が視線を下に向ければ、真弘が自分の膝の上に頭を乗せてねころがっている。

いつものお気に入りの屋上で、春の日差しが真弘と珠紀を照らしている。

自分の影に真弘がいて、膝から真弘の体温が伝わってくる。

 こんなとき思うのだ、ああこれが幸せなんだと…珠紀は自然と頬が緩んで口元から笑みがこぼれる。
 そんな様子に眼を閉じていた真弘がパチリと音を立てるように眼を開けた。

「何だ?お前、何わらってんだ?」
すこし不機嫌なその様子に珠紀は慌ててぶんぶんと首を振り

「何でもないんですっ、だから気にしないで下さい」
「何慌ててるんだ?」
「もう、先輩は大人しく寝てて下さい」
珠紀は顔を真弘からそむけると頭を起こしかけていた真弘にぐいっと手で上から押さえつける。

「ぐへっ!こら、苦しいだろうがっ!」
真弘が苦しげに珠紀の手を払いのけると凄い顔で睨み上げる。

「あっ、ご、ごめんなさい!」
珠紀もしまったという顔で真弘にひたすら謝る。

「もういいから…それで、どうしたんだ?」
真弘は余りの必死な平謝りにふっと吐息を吐き出すように笑みを浮かべる。

 珠紀は途端に口を閉ざすと…ちらりと真弘に視線を向けて…

「笑いませんか?」
「何で俺が笑うんだよ」
「でも…」
「良いから話せ」
「…絶対ですよ?」
「くどい」
真弘は俺は短気なんだと言わんばかりにくわっと珠紀にヘッドロックをかませる。

「ギブ、ギブですっ」
珠紀はぽすぽすと真弘の腕を叩いて降参を訴える。

「わかればいいんだよ、そんで俺様に何がいいたいんだ」
「…幸せだなぁ~と思いまして…」
「何が?」
「……先輩鈍過ぎですよ…」
「?おい分かるようにいえ」
「命令形だしもう…」
「なんかいったか?」
「いえ何も、あのですね…真弘先輩とこうしてのんびりと日向ぼっこをしているのが幸せなんだとおもったんです///」
恥ずかしいですと珠紀の顔は真っ赤に染まっている。

「………///」
「先輩?」
「ば~か俺が恥ずかしいんだ、けど…」
「けど?」
「俺もこうしていられんのが、一番幸せ、かなぁと思う、ぜ」
「真弘先輩…」
「ちょっと前まではこんな当たり前の幸せ俺には許されてねェから、よ」
にかっと真弘が全開笑顔で珠紀の頭を撫ぜる。

 ずっと背負わされてきた過去の贖罪…

珠紀はふりはらうように笑顔を真弘に向けて、

「…大丈夫です、これからは私がついてますから」
どんと任せてくださいと珠紀は真弘の宿命を笑ってなぎ払う。

「おい、それは俺の台詞だろうが、男の面子にかけて俺がお前をこれからもずっと先まで護ってやる。だから安心して…お前は笑っとけ、な?」
「…はい、護ってやってください」
真弘は泣き笑いのように微笑む珠紀の腕を掴んで引き寄せるとおちてくる体を抱きしめた。

 愛しいそうに…心からの優しさと心からの微笑で…

 これからもこの愛しくてたまらないこの生き物を真弘はあの青空の広さよりずっと広い心で最愛の人を護り続けていこうと心から誓ったのだった。




ーEND








初、真弘×珠紀です。

幸せとはどんなときに感じるのかとそん何気ない話しです。

少しでも気に入ってくれると嬉しいです。

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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[二次創作
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