緋色と翡翠雫の欠片


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真弘×珠紀

SweetChocolate

お久し振りです。

とうとう受験も終わり、バレンタインデーの季節です。

今回は私が先に更新させていただきました。

『SweetChocolate』英語の題名を使うのは苦手なのですか、バレンタインデーなので何とか考えました。

真弘×珠紀です。楽しんでいただけたら嬉しいです。








SweetChocolate












「なっ、何…これ」
珠紀は信じられないように、目を見開いた。


バレンタイデーになる三日前、珠紀は用意した材料で手作りチョコににかかった。だがあえなく失敗し落ち込んでいたのだ。

美鶴に手伝ってもらおうにも、用事があるとのことでここ最近、帰っては戻って帰っては戻ってと宇賀谷と出かけている。

こんな大変な時期に限って…と珠紀は少し落ち込んでいた。

それで、しかたなく本命チョコと義理チョコを買いにきたのだが…。


「きゃー!これ可愛いー!」とか「ステキー!」

などと、バレンタインデー前日に限って女子たちや女の人達が店内で群がっている。


「……」
これでは買おうにも二時間ぐらい待たなければならない。

「はぁー」
脱力した珠紀はとぼとぼと宇賀谷家に向けて歩きだす。




「……」

玄関の戸を引いて、くつを脱ぐ。


「おかえりなさいませ、珠紀様」
「ただいま、美鶴ちゃ―――!?美鶴ちゃん、用事おわったの!?」
いつものように返事をしようとして、驚いた珠紀は美鶴に駆け寄る。

「はい、急に村の会議が開かれることになりババ様も行かなくてはいけないことになりましたので、急いで準備をしておりました。ご心配をかけまして申し訳ありません」
まっすぐに背を伸ばし、きれいな腰のラインを曲げて頭を下げる。

「そ、そんな…!何かあったのかなーって思っただけで…でも何もなくてよかった」
抜かりない礼儀と元気な姿の美鶴を見て、珠紀は安堵した。

「ところで、お話とは?」
「えっと、ね…バレンタインのチョコのことなんだけど…」
珠紀は話の内容を美鶴にはなしながら台所に向かう。





「ふぅー、終わったぁー!」

一息をついた珠紀の前には、本命チョコ1個、義理チョコ5個の完成した箱が並べられている。

「よかったですね、間に合いまして」
「うん!ありがとう美鶴ちゃん」
バレンタインデーに間に合ってよかったーと胸を撫で下ろし、美鶴に笑顔を向けた。

「いえ、私は少し手伝いをしただけ…」
美鶴は慌てて、全部珠紀様ががんばったことですと言った。

「それでも、ありがとう」
珠紀はお礼を言って、チョコを冷蔵庫に入れた。





バレンタインデー当日―――。


「……」
珠紀は悩んでいた。

チョコが出来たのは嬉しい、だがどうやって渡そうと寝るまで考えていたのだ。

結局、考えは浮かばず当日になってしまった。


真弘先輩に会えるのは昼休みだけ。

うーん、と唸っていると拓磨が声をかけてきた。

「珠紀」
「……え、拓磨?どうしたの」
名前を呼ばれ、はっと気がついた珠紀は今はまだ昼休みのじゃないはずと視線を時計に向ける。

「おまえ、変だぞ」
「変?私が?」
変かな…と考える珠紀だが別の方ではチョコの渡し方のタイミングを考えている。

「おまえじゃなきゃ、誰がいるんだよ」
そんなことも知らず、拓磨ため息をついた。

「…そうだね。でも、変じゃないよ?いつもの私」
もしかして…、バレた?と拓磨を横目で見る。

「……」
「……い、いやね。お弁当のこと考えてたの!きょ、今日は美鶴ちゃんが私の好きなおかずを入れておいたっていってたから早く食べたくてうずうずしてるの!」
鋭い拓磨のことだから、と何とか誤魔化そうと嘘じゃないけど本当の事を言った。

「…おまえらしいな」
と、笑ったように自分の席に座った。


とりあえず、嵐は去った…?




時に夕方―――。


「……」
真弘は教室で一人、立っていた。

『先輩、あの…今日の放課後に話したいことがあります。だから、私の教室に五時に来て下さい!!』
と、弁当をもって逃げ出すように屋上を出た。

驚いた真弘は目をぱちくりとししばらくつっ立っていた。

『先輩、珠紀になにかしたんすか』
『真弘、珠紀になにをした』
『真弘先輩、珠紀先輩に何をしたんですか』

このように、拓磨達に詰め寄られた。

突然のことと拓磨達の反応に真弘は俺、何かしたか…!?と内心焦っていたのだった。


「もう、五時になるか」
教室を出て、珠紀の教室に向かった。



その頃、珠紀は―――。

「どうしよう…!放課後教室で待ってるて言ったけど、タイミングが…考え付かない!!」

昼休み、拓磨達の目を逃れこっそりと真弘に放課後話したいことがあると約束した。


『どうした珠紀?』
『あの…先輩!これ…!!』
『ん?……チョコ?俺にか?』
『はい、先輩のために。本命チョコです!受け取ってください!!』

「って、だめだめ!!なんか、先輩じゃない!それに私じゃないよ!」
と、もくもくと浮かんだ想像に顔を真っ赤にして消した。

「あ!もう約束の時間!どうしようどうしよう…これも違うあれも違う!!」
時計に目をやって、約束の時間が近づいていることに気がついた珠紀はますます焦り右に歩いて左に歩いてと同じ事を繰り返し、おまけに変な想像まで浮かんできてパニくる珠紀だった。

「…何が、違うんだ?」
教室に少し低い声が響いて、珠紀は動きを止めた。



「せ、先輩…いつの間に…」
視線を真弘に向けた珠紀は手に持っていたチョコを後ろに隠し、ど、どうしたんですか?といかにも動揺している声を出した。

「約束の時間だろう」
じーと珠紀を見つめるが一向に視線を合わせようとしない。真弘は珠紀に一歩近づく。

「え!?は、はい!そうですね…!!」
同じように後ろに一歩下がる珠紀。

「珠紀」
真剣な真弘の表情に珠紀はど、どうしようと…と焦った。

「は、はい」
「悪い!」
「え?」
いきなり頭を下げた真弘に珠紀はぽかんとなった。

「おまえに態度に気がつかなくて…」
申し訳なさそうな声音に珠紀はえ?え?え?となる。

「何か、悩んでるんだろう?おまえが悩んでるなんて、気付かなかった。俺を許してくれ!」
「ど、どうしたんですか!?先輩!何か勘違いしてません?私、何も悩んでませんよ」
「え、でもおまえ放課後話したいことがあるって…」
今度は真弘が驚いた。

「違いますよ、話ってこれを渡すために」
隠していたチョコを真弘に渡す。

「…チョコ?」
箱を見つめる真弘に珠紀は微笑んだ。

「先輩、今日はバレンタインデーです。女の子が好きな男の子にチョコを渡す日です。真弘先輩のために作りました。受け取ってくれますか?」
「あ……ああ、当然だ」
なんとか情況をつかめた真弘はチョコを受け取った。

「ふうー、受け取ってくれてよかったです」
「もしかしてこれを渡すために?」
「はい、やっぱり人前で渡すのは恥ずかしいし…食べてもらえませんか?」
「ああ……」
頷いて、箱をあけて一口食べた。

「…どうですか?まずいですか?」
不安げな視線に真弘は嬉しそうに笑顔を作った。

「おいしいに決まってるだろう。…ありがとな、俺のために」
真っ赤に頬を染める真弘に珠紀もつられて頬を染めた。

「先輩が好きだからですよ、愛してるからです」
「珠紀…」
「先輩…」

互いに顔を近づけ、口付けを交わした。


もちろん、義理チョコは真弘が気付かないうちに渡していたとか。


 ―END


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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[緋色の欠片二次小説
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