緋色と翡翠雫の欠片


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遼×珠紀

離さないでね 遼×珠紀

長編連載は週一のペースで書いて行きたいので、今日は短編読みきりです。

サイト、ナンバー3人気カプで遼×珠紀で『離さないでね』です。

朝の一こまから大変なことになる…卓氏を除いた珠紀と守護者メンバーでおりなすトドタバタ劇です。


                                    作成者 はな





  離さないでね





朝の光を浴びながら学校に向かうなか。

くしゅ、

珠紀がくしゃみをひとつした。

「おう、どうした風邪か?」
目敏く真弘がちゃかすように笑う。

「ちがいますよ」
珠紀が鼻の頭を赤くさせて叫ぶ。

くんっくんと遼が鼻をうごかすと

「花粉か」
と珠紀を振り返る。

「すごいっ遼って匂いを嗅ぐだけで花粉ってわかるんだ」
珠紀が目を輝かせて遼を見上げる。

「流石は犬だな」
「犬だ」
「犬ですね」
ふふんと偉そうな遼が珠紀を抱きしめようとした瞬間に拓磨がぽつりとぼやけば祐一慎司がその後に続く。

「なんだと」
ぴくりと方眉を上げた遼が拓磨達を睨みつける。

「なんだ、灰色頭」
受けて立つとばかり拓磨が挑戦的に睨む。

「はい、そこまでです」
あやしい空気に敏感に反応した珠紀が2人の間に立つ。

「珠紀」
「邪魔するな」
当然素直にいう事を聞くはずの無い拓磨と遼が珠紀に何故止めるんだと抗議する。

「時間ですよ」
「ああこのままでは遅刻するな」
慎司と祐一が仕方が無い奴等だと珠紀に頷く。

「ほら、置いていくぞ」
真弘が笑いながら頭の後ろで腕を組む。

「遼」
「拓磨先輩」
珠紀と慎司が促せば二人はふんと顔を勢いよく逸らす。

「2人ともまだ子供だな」
祐一の感想にうっと息を詰めてと途端にうなだれる2人に珠紀はクスクスと微笑みながら遼の手を掴む。

「行こう」
「珠紀…」
珠紀の笑顔には敵わないと遼はしっかりと珠紀の手を握り返した。

「あてられますね」
「うるさい」
「拓磨うるさい」
慎司が素直に言えば拓磨が納得できないと愚痴を零せば、祐一が耳を塞ぐ。

「諦めろ、あれでも珠紀は犬の飼い主だからな」
真弘が拓磨の肩をばしりと叩く。

「痛いっすけど真弘先輩」
「泣くな後輩、明日は明日の風が吹く」
「真弘慰めになってない」
「黙れ、祐一」
祐一の呆れた顔に真弘ががーっとつっかかる。

「一番うるさいのは真弘先輩ですね」
慎司の言葉に珠紀と遼は笑い声で同意した。

 ある晴れた日の幸せな風景がそこにあった。

「珠紀」
「何?」
「花粉など気にならない方法を教えてやる」
「?」
「こうすればいいんだ」
騒がしい声が背中で聞こえる。

 だけど…珠紀にはそんな声も気にならないほど…

唐突な遼の口付けに束の間酔いしれたのである。


「こら~~どさくさにまぎれて珠紀に変なことするな~~」
珠紀と遼以外の守護者が剣呑な顔で遼を殺意の視線で睨みつけている。

「逃げるぞ珠紀」
「えっ?」
遼は珠紀の体を掬いあげると一瞬で駆け出した。

 守護者達が遅れをとるまいと凄い勢いで追いかけてくる。

「どこまで行くの?」
「もちろんお前と2人だけになれる場所までに決まってる」
「魅力的な言葉だけど…」
「なんだ」
「私の守護者達は手強いよ」
「それでも、お前は俺のものだ」
「ふふっ逃げ切れたらもう一度聞いてあげるね」
「忘れるな、今の言葉」
遼は珠紀の了解を得たとばかりに一段とそのスピードを上げた。

 このまま2人だけで…どこまでも遼の首にしっかりと腕を回して珠紀は大好きな人にしがみつく。

『離さないでね』…ただその言葉は珠紀の心の中でだけ呟かれていた。




 ―END







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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[緋色の欠片二次小説
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