緋色と翡翠雫の欠片


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陸×珠洲

幻惑に囚われて 前編 陸×珠洲

 
皆様、管理人の鼻です。

今回は 陸×珠洲 でお話しを書きました。

少し長くなったので、前編後編に分けました。

早ければ、明日には後編載せれる様にがんばりますね。






 幻惑に囚われて 前編





 私は逃げるように走っていた。

まるで誰かに追いかけられれるようにただ走り続けた。

 それくらいにしか私には衝撃で見たくないシーンだったから…


古典のレポートを先生に渡すため職員室に向かい無事渡せ終えた後、待たせている守護者達に少しでも早くつきたくて近道をした。

 ここは、裏山に通じていてあまり生徒が利用する事は少ないがうまく抜ければとても早く校門につけるのだ。

 この狭い木々の間を抜ければ、すぐに校庭の裏にでて、真っ直ぐ歩けば校門だ。

ふと夕日が白い校舎に反射して綺麗なオレンジ色に視線を上げれば、校舎の窓に見知った人影を見つけた。

『陸だ』
どこに行くんだろうと私は首を傾げる。

 だけど、お昼休みに別れる時迎えに行くからという陸の言葉を思い出す。

 それなら自分を迎えに行こうとしているのかもと私は慌てて陸を呼ぼうとして…

陸が女生徒に呼び止められて、何か白い物を渡されていた。

女生徒の可愛い顔が赤く染まっているのを見て、すぐにその正体が分かる。

『あれは…ラブレターだ』
陸がなて答えるかなんて、見たくない聞きたくないと私は突然元来た道を駆け出した。

陸が自分の本当の弟ではないと知ったのはつい昨日のこと。

戸惑いながらも陸はどこか嬉しそうにも見えたが、私は嫌だった。

兄弟だから2人だけの兄弟だから私達は絶対に離れる事はないと信じていたのに…

なのに兄弟じゃないなんて、私は知りたくもなかった。

兄弟ではなければ、いつか陸が自分の元から離れていくようで…そのときには気付かなかった不安定な感情が…

今のシーンを見て、はっきりと自分の感情の正体がわかったのだ。

『言えないよ』
私の陸になんて言葉は…自分は陸の姉でしかないのだから…

私は耳を両手で塞いで走る。

 どこまで走ったかなんてわからない。

 このまま一人で何もかも忘れられるところに行けるなならどこでもいい。

「きゃっ」
木の根にひっかかり私は地面に転がる。

 痛いけど…心がもっと痛いから私はそのまま地面に体を横たえたまま嘔吐を漏らす。

泣き声なんてだめだ、誰かに今の自分は見せられない。

醜く歪んだ今の自分など誰にも見られたくなどなかった。

 なのに…

「姉さんっ!」
陸が自分を追いかけていた。

 転がる自分を見て飛んできたみたいな勢いで私の体を助け起こす。

「陸…」
一番会いたくない陸に抱きかかえられて私は勝手に濡れていた顔を伏せて、慌てて乱暴に拭う。

「どうしたんだ、もしかしてどこか怪我をして…」
陸は急いで私の体に視線を向けると怪我の具合を確かめる。

「今すぐ手当てをするから」
陸は転がった時に出来た膝の傷を見て眉を顰める。

「大丈夫だから…心配しないで?ねぇ陸」
胸の痛みよりも陸の辛そうな顔を見るほうが私には何倍も痛い。

「どうしてこんなところに…」
ポケットから取り出したハンカチを私の膝に巻きつけながら陸が問いかける。

 うやむやな答えは許さないと陸の視線がかたっている。


  ー後編


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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[緋色の欠片二次小説
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