緋色と翡翠雫の欠片


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亮司×珠洲

しいなるもの  亮司×珠洲

初物、初めて書く亮司×珠洲です。

どちらかと言えば暗いです。

でも、私の中の亮司さんははっきりいって真っ黒、ブラックな人です。

笑顔の裏で虎視眈々と黒いものを抱える人です。

でも、珠洲の前では清廉潔白な人であることは間違いないはず!

こんなものでよければ、読んでやって下さい。


                      作成者 はな





 君が生まれた日のことを今でも僕は、鮮明に覚えているよ。



 天野家は代々村の有力者で、自分もいつか祖父の後を継ぐための教育を受けてきた。

 しかし、古い文献を開きその内容が読めるようになった頃には、今の玉依姫のあり方に疑問をもった。

何故、玉依姫は龍神様の厄災を沈めるための生贄、犠牲にならなければいけないのか?

 そして、玉依姫を守護者がその日が来るまでまもり監視するためだったとはにわかに信じられないことばかりだった。

玉依姫である君がいつか来る厄災の日のために僕が君を守り君が逃げ出さないように監視続けろと言う事だ。

僕は君がこの世に生まれたとき、僕がこの小さなてで僕の指を掴む愛しいぬくもりを必ず守りとうすのだと決めた日のことを今でもはっきりと覚えていると言うのに…

 その僕の誓いを全て根本から覆す玉依姫のシステムを雷に打たれたような衝撃が僕の体を突き抜けた。

 まだ小さな赤子だった君が始めて歩いた日のことを僕の顔を見上げて愛らしく笑う君の姿が…ずっと僕がこの子を見守りながら幸にするんだと決めていたというのに…

あまりにもにわかに信じられない事が…その書物に隠された真実が余すことなく綴られている。

誰のための玉依姫か何のための玉依姫かその存在こそが尊いというのに…

何のために生まれ何を犠牲にしてもその身を龍神に捧げねばならないなど誰が決めたと言うのか?

村のためにひいては世界のためにとおこがましい理由をつけて尊き神の娘がその身をとして守る世界に何の価値があると言うのか?

生きてその身を捧げる、まるで大昔に行なわれていた人柱のようにしか僕には見えない。

まだ子供の僕にもおかしな奇異なことにしか捉えられない事を何故大の大人が平気でこれが当たり前なのだとのたまうのか?

おかしいと何故誰も意義を唱えないのだと僕は、齢にして大人たちに失望する。

何百年何千年その間に一体何人の玉依姫が龍神に捧げられたのか?

僕は恐ろしくて数えることもできない。

いっそ狂う事が出来ればどれほど幸せなことだと思わねばいられない。

 だけど、もし自分がこのまま何も見ない振り知らない振りをすれば、大切に慈しんできた小さな君がいずれは、命を落とさねばならないのだとしたら…

嫌だ、そんこと絶対に僕は認めない。

僕が、何もしないまま君を失うなって許せるはずがない。

 そんな事認められない、そんな事認めさせない。僕の、小さな君の幸はきっと僕が命をかけて守り通してみせるから。

 その日から僕は大人達を横目で謗りながら傀儡のように装いながら君を守るために偽りの自分を演じてみせた。

君の無垢な瞳をまもるため君の心からの笑顔を守るため僕は今日も大人(村人)たちを欺き続ける。



「亮司さん」
「なんだい、僕の可愛い珠洲」
何者にも犯させる事のない清らかに澄んだ君の瞳。

 その君の笑顔を守るのは、この僕へ与えられた揺ぎ無き真実に他ならない。

 これは僕だけのもの、誰にもあの荒ぶる龍神にも奪う権利など存在しない。

唯一にして至高の宝、僕だけの君だから、ねぇ珠洲。

僕は向けられる珠洲の笑顔に最高の笑顔で微笑み返した。





 ーEND


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ジャンル:[小説・文学] テーマ:[緋色の欠片二次小説
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